米で、無実の黒人男性が42年の服役経て釈放
11月 25, 2021 17:34 Asia/Tokyo
アメリカのある黒人男性が、刑務所での42年4ヶ月の服役ののちに冤罪を認められ釈放されました。
MSNBCテレビはこの件に関して、「この42年の拘禁は、今や米司法機関の誤りであったことが明らかになっているが、米国史上でも最も長い冤罪による拘禁のひとつとなった」と報じています。
24日水曜に米ミズーリの刑務所から釈放されたケビン・ストリックランドさんは、服役を開始した約42年前はまだ若い青年でした。
再審を担当した司法担当者の新たな決定の結果、釈放されたストリックランドさんは、40年以上を過ごした刑務所の前で記者のインタビューを受け、「行きたい場所がふたつある。そのひとつは大洋で大海原を見ることだ」と答え、個人的に海を見に行ったことは一度もないと続けました。
また、「もうひとつの訪ねたい場所は、2ヶ月前に亡くなった母の墓だ」と語りました。
ストリックランドさんは、再審手続きが進んでいたにもかかわらず、今年8月の母親の葬儀の際、ミズーリ州知事が手錠つきですら許可を与えなかったため、参列がかないませんでした。
ストリックランドさんは現在62歳になっており、車椅子で生活しています。
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