産油国、増産停止に舵? 備蓄放出・オミクロン株で需要低下も
(last modified Thu, 02 Dec 2021 12:56:04 GMT )
12月 02, 2021 21:56 Asia/Tokyo

OPEC・石油輸出国機構に非加盟産油国を加えたOPECプラスは2日木曜から閣僚級会合を開き、従来通り原油供給を増やすか、あるいは減産に転じるかを判断することになっています。

ロイター通信によりますと、OPECプラスは8月以降、毎月日量40万バレルずつの小幅な増産を行ってきました。

しかし、米国や日本、中国などが協調して行った石油備蓄の放出や、新型コロナウイルス・オミクロン株による石油需要への影響を見越して、一部産油国からはこの小幅増産を停止する意見が出ていると一部で報じられています。

オミクロン株発見のニュースが伝えられた先週25日以降、原油価格は10ドル強下落しています。

ホワイトハウスのサキ大統領報道官は、産油各国に対し「(小幅増産)の約束を守ると期待している」とけん制する発言をしており、OPECプラスが2日からの会合でどのような判断を下すか注目されます。

 

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