ニュージーランド、喫煙禁止へ新法案 現在14歳以下は生涯購入不可に
12月 11, 2021 20:31 Asia/Tokyo
ニュージーランド政府は10日金曜、将来の世代の喫煙を禁止する法案を来年にも議会に提出することを明らかにしました。
時事通信によりますと、ニュージーランドでは現在、18歳未満へのたばこの販売は禁止されています。新法案は、2027年からこの年齢を毎年1歳ずつ引き上げるというもので、成立すれば現在14歳以下の子供は生涯にわたってたばこを購入することができなくなります。
共同通信によりますと、同国のアーダーン首相は記者団に対し、「たばこの価格をこのまま上げ続けても、もはや禁煙を促す効果はない」と主張し、この法案の意義を強調しました。
同法案には、低ニコチン以外のたばこの販売を禁止する内容も含まれています。
ニュージーランド・ヘラルド紙によると、現在同国の成人喫煙率は13.4%。政府はこれを2025年までに5%未満にまで減らしたい狙いです。
一方、この法案については野党議員などから、「闇市場が横行するだけ」との批判も出ています。
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