ポーランド軍兵士が難民への銃撃を告白
ベラルーシに亡命したポーランド軍兵士が、ポーランド軍の難民に対する残虐な対応を暴露しました。
先週ベラルーシに亡命したポーランド軍の25歳の兵士が20日月曜、ロシアのテレビ局「ロシア24」のインタビューに応じ、ポーランド政府の難民に対する政策や対応に賛同できないと語りました。
この兵士は、ベラルーシ・ポーランド国境を越え、EU圏内に渡ろうとしていた難民に対するポーランド治安部隊の対応は極めて残虐であると述べました。
この兵士は対ベラルーシ国境の警備のため11月に派遣され、検問所を通ってベラルーシに政治亡命の申請を出しました。
こうした中、ロシア・RIAノーボスチ通信によりますと、ベラルーシ検察は、ポーランド治安部隊の難民に対する犯罪や違法措置についていくつかの調書を作成しています。
ベラルーシ・ポーランド国境の難民危機は、11月中旬から激化し、ベラルーシと西側諸国の緊張要因となっています。
1カ月ほど前、西アジアからの難民数千人が、ベラルーシ・ポーランド国境を越え、EU圏内に渡ろうとし、ポーランドの国境警備隊により足止めされていました。
ロシア各メディアからの最新情報によれば、これまでにイラク難民2700人がベラルーシからイラクへ戻ったということです。
これらの難民の多くはイラク北部のクルド人で、イラクの航空各社が同国北部エルビルに移送しました。
ベラルーシ・ポーランド国境にいる難民の数については未だ正確な情報がありませんが、先週金曜日だけでも新たに100人以上が本国へ戻ったと伝えられています。
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