米CIA専門家が警告、「米はクーデターと内戦に向かいつつある」
アメリカ中央情報局顧問で、カリフォルニア州立大学サンディエゴ校政治学教授のバーバラ・ウォルター氏が、「米国は、情勢不安定や内戦、そして想定内のクーデターに向かって驚くべきスピードで進んでいる」として警告しました。
イルナー通信によりますと、ウォルター教授はCNNのインタビューで、「アメリカの民主主義の崩壊と国の政情不安は、驚くほど急速に進んでいる」と述べています。
また、米国の内戦の兆候の監視に当たるCIA系列の作業部会との協力に言及して、「国際比較によると、アメリカの政治システムは、もはや本当の意味での民主主義とみなされていない」としました。
さらに、アメリカの民主主義を完璧だとする考えは非現実的だ、とし、「米国の民主主義は、特に他国の民主主義と比較して、過去5年間であらゆる点において衰退している」と語っています。
30年以上に渡り様々な政治的対立を研究していたウォルター氏は、これ以前にも「 "How Civil Wars Start,"(内戦はどのようにして始まるか)」と題した最近の著作に基づき、米紙ワシントンポストに対し、「米国は、米国民が想像するよりも内戦に直面する可能性が高い」と述べていました。
こうした中、最新の調査によると、米国では2020年1月から2021年4月の間に500万人以上の成人が初めて武器を購入しており、これは、国内での武器所持制限に向けた努力の失敗と同時に、武器購入が加速していることを示しています。
米国防総省はすでに、2024年の大統領選挙後の軍内の混乱を恐れており、その職員らや米軍関係者に対し、SNS上の過激派グループのコンテンツに「Like」(いいねボタン)を押すことを禁じました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj