アメリカの情報リーク者にとって受難の年だった2021年
(last modified Sun, 02 Jan 2022 06:34:18 GMT )
1月 02, 2022 15:34 Asia/Tokyo
  • アメリカの情報リーク者にとって受難の年だった2021年
    アメリカの情報リーク者にとって受難の年だった2021年

ロシアのニュースチャンネル「ロシア・トゥデイ」のウェブサイトが、2021年をアメリカの真実をリークする者たちにとって代償の多い年だったとしました。

同サイトはリポートの中で、2021年を、アメリカの隠された真実(犯罪や不正)をリークする者たちにとって穏やかな年ではなかったとし、このうちの多くが米政府の中枢で起きている不正を暴露しようとして弾圧や法的措置を受けた、と記しています。

その例として、「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏、CIAやNSA(米国家安全保障局)の元職員エドワード・スノーデン氏、2010年に機密情報をウィキリークスに提供した疑いでイラクで逮捕された元米兵のチェルシー・マニング氏、米軍の無人機攻撃に関する機密情報をメディアにリークした元NSA情報分析家のダニエル・ヘイル氏が挙げられています。

同サイトは、これらのリーク者による公に向けての真実の暴露や証言について、「これらのリーク者のうち誰もが、自らの個人的自由を手放すという形で、国内外での米政府の行動の事実を暴露したことへの代償を支払っている」としています。

一例として、ジュリアン・アサンジ氏は自身の内部告発サイトを通じて、アメリカの政界の要人や軍幹部による戦争犯罪を明るみに出したことで、世界的な英雄となるのではなく、アメリカが常に擁護を謳う表現の自由が、逮捕や訴追のための送還要請により失われることになるのです。

同サイトは、表現の自由の擁護に関するアメリカの主張に言及し、「アメリカでは、真実を語ることへの恐れが、人権侵害への恐れを上回っている」と記しています。

 


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