米上院共和党議員らが、バイデン大統領に対イラン石油制裁強化を求める書簡を送付
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バイデン米大統領
アメリカによる一方的で圧政的な対イラン制裁の解除を目指すオーストリア・ウィーン協議が続く中、米上院の共和党議員らがバイデン大統領に書簡を送り、イランおよびイラン産石油を購入する国に対する制裁を強化するよう求めました。
共和党の強硬派上院議員で核合意に批判的なトム・コットン議員およびその他9名の同党議員は、バイデン大統領に宛てた書簡で、イランの石油輸出増加を批判した上で、イラン産石油を購入する国および運搬するタンカーに対する制裁の実施を求めました。
この議員らは28日金曜に公表された書簡の中で、「中国の石油タンカー船主やイラン石油の購入顧客はますますリスクを犯している。なぜならあなたの政府(=バイデン政権)は、彼らが犯した罪を罰するにはあまりに弱く手をこまねいているからだ」と記しています。
これらの議員は、オバマ・トランプ政権時代にも核合意を破棄させるためイランへの非難を続けていました。今回の書簡でも、「1日遅れる度に、イランに核兵器製造の機会を与えることになる」としています。
この書簡に署名したのは、トム・コットン議員のほか、テネシー州選出のマーシャ・ブラックバーン議員、アイオワ州選出のチャック・グラスリー議員、ノースカロライナ州選出のトム・ティルス議員、テネシー州選出で前駐日大使のウィリアム・ハガティ議員、アイオワ州選出のジョニ・アーンスト議員、テキサス州選出で2016年大統領選挙にも出馬したテッド・クルーズ議員、オクラホマ州選出のジェームズ・ランクフォード議員、インディアナ州選出のマイク・ブラウン議員、テキサス州選出のジョン・コニー議員です。
今回の書簡は、オーストリア・ウィーンで制裁解除を目指したイランと英仏独中露の4+1カ国グループによる協議の第8ラウンドが続けられている中、送付されました。
アメリカは2018年に違法な形で核合意から離脱しましたが、同国国務省のプライス報道官は25日火曜、「トランプ前政権は我々に悪い選択肢を残していった。最大限の圧力政策は完全に失敗し、この政策が約束していたことはすべて裏目に出た」と述べています。

