ロシアが、ウクライナ国内の研究所からの生物兵器盗難の危険性について警告
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生物兵器
ロシアのネベンジャ国連大使は、ウクライナ国内にある研究所から生物兵器の原材料がテロリストらによって盗まれる危険性があると、国際社会に警告しました。
イルナー通信によりますと、ロシアのネベンジャ国連大使は11日金曜、国連安保理の会合で、ウクライナで培養された生物兵器物質の脅威を考慮することをEUに求めました。
ネベンジャ大使は安保理理事国に対して、「病気を引き起こす危険な生物兵器物質がウクライナ国外へ流出し、欧州全体に広がる可能性がある」と警告しました。
また、アメリカがウクライナ国内の生物研究所を支援しており、国際的な査察の受け入れを拒んでいるとしました。その上で、「アメリカがこのような研究所の査察を受け入れようとしないのは、隠し事があるということだ」と述べました。
ネベンジャ氏は、「ロシア国防省が入手した証拠によれば、ウクライナ国内の30の研究所から構成されるネットワークが、ペスト、炭疽症、野兎病、コレラ、その他の致死率が高い病気を引き起こす病原体の改造に取り組んでいる」と主張しました。そして、それらの活動が米国防総省の支援のもと行われているとしました。
一方、国連の中満泉・軍縮担当上級代表は、この日の安保理会合で、国連としてウクライナ国内の生物兵器に関する情報は把握していないと述べながらも、同国内の原発で事故が起こる可能性が日増しに高まっていると警告しました。
ロシアは、ウクライナ政府がアメリカと協力して生物兵器製造のための研究所を運営していると非難していますが、ウクライナとアメリカはともにこれを否定しており、ロシアもこれまでこの件に関する証拠を提示していません。
ロシアは2018年にも、アメリカがコーカサスの国・ジョージアにある研究所で秘密裏に生物兵器実験を行っているとして非難していました。

