ドイツ国防費が記録を更新、ウクライナ戦争受け
3月 15, 2022 16:39 Asia/Tokyo
ドイツの国防費が、ウクライナ戦争を受け前代未聞の規模で記録を更新しました。
フランス通信によりますと、ドイツ政府は14日月曜、ウクライナ戦争を口実に2022年度の国防費として、前代未聞の500億ユーロを見込んでいることを明らかにしました。
この報道ではさらに、2018年にドイツ政府が割り当てた国防予算は388億ユーロであり、その後数年にかけて次第に増加し、2021年度にはおよそ470億ユーロに達したとされています。
ロシアは先月24日より、ウクライナ東部から独立を宣言したドネツク共和国およびルガンスク共和国を支援するため、ウクライナでの特殊軍事作戦を開始しました。
ロシア政府は、「ウクライナでの自国の作戦」は開戦目的ではなく、あくまでも世界レベルでの戦争の阻止が目的であるとしています。
しかし、日本やヨーロッパ諸国、アメリカを初めとする世界の多くの国は、直ちにロシアのこの行動を対ウクライナ戦争だとして非難し、ロシアに対する経済制裁・外交的圧力の強化を開始しました。
ロシアはこれに先立ち、何度も西側諸国に対し、ウクライナ東部のロシア系住民に対するウクライナ軍の攻撃や人権侵害が配慮されていないことに関して警告しています。