終身刑を宣告された兄弟2人が、25年の刑期を過ごした後に無罪で釈放
3月 24, 2022 18:11 Asia/Tokyo
アメリカで、有罪判決により終身刑に服していたラテン系兄弟2人が、25年の刑期を過ごしたあと、無罪となり釈放されました。
アメリカ司法当局は、この兄弟2人に対し、マーガレット・ミッドキフ氏の殺害と強姦の罪で有罪とし、終身刑を言い渡していました。
しかし、この両名が25年の刑期を過ごしたあと、第一審判決が誤りで、この2人が無実であったことが明らかになりました。
米・カリフォルニア州オークランド郡地方裁判所のマーサ・アンダーソン裁判官は、この兄弟に対し、「あなた方からかけがえのない人生の25年が奪われた。あなた方が家族と再会し、刑務所の壁の外で普通の生活に戻り、平穏をとり戻すよう希望する」と語りました。
2016年に可決されたアメリカの刑法により、裁判での誤審で有罪となり、その後無罪となった者には、刑期1年間の見返りとして5万ドルが支払われます。