国連事務総長が、ウクライナでの即時停戦を要請

グテーレス国連事務総長が、ウクライナ戦争における本格的な政治的交渉の進展の可能性を整えるべく、同国での即時の人道的停戦を求めました。

イルナー通信によりますと、グテーレス事務総長は国連本部のある米ニューヨークの現地時間で28日月曜、記者団に対し、「私は即時の人道的停戦を求めており、それにより国連憲章の原則に基づく和平合意成立を目的とした、本格的な政治交渉で進展が見られるようにしてもらいたい｣と述べています。

また、「マーティン・グリフィス国連人道問題担当事務次長兼緊急援助調整官に対し、ウクライナにおける人道的停戦に向けた可能性を、相手側勢力とともに探るよう指示を出した」としました。

そして、「1ヶ月前にロシアの攻撃が開始されて以来、この戦争により数千人の命が無駄に奪われたほか、主に女性や子どもをはじめとする1000万人が難民化し、基本的なインフラが組織的に破壊され、さらには世界規模で食糧やエネルギーの価格が大幅に上昇した」と語っています。

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