ウクライナ戦争最新情報;ロシア、「軍事作戦の縮小は停戦を意味せず」
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ウクライナ戦争
ウクライナとの交渉に臨んでいるロシア上級代表団が、「ウクライナ首都キエフ周辺および、同国北部チェルニーヒウでの軍事作戦の縮小は停戦を意味しない」と表明しました。
トルコ・イスタンブールで29日火曜に行われたロシアとウクライナの協議を受け、ロシア政府は同国としてウクライナ北部での軍事活動を大幅に縮小する意向を表明していますが、アメリカ国防総省はこの主張を否定し、撤退の兆しは見られないとしています。
こうした中、ゼレンスキー・ウクライナ大統領は29日夜、「我々は協議からのプラスのメッセージを受け取っているが、これらのメッセージはロシアによる爆撃や砲撃を減らしていない」と語りました。
ロシア交渉担当者のウラジーミル・メディンスキー氏は、29日夜、ロシア・タス通信のインタビューに対し、「これは1つの停戦ではない」と述べています。
ウクライナ側の代表団は、「対ロ交渉の最新ラウンドにおいて、ウクライナ側としてロシアからの安全保障の確約を得る見返りとして、中立的な立場をとることを提案してある。この中立化は他国への軍事基地を提供せず、あるいは軍事協定に加盟しないことを意味する」としました。
ウクライナのキスリツァ国連大使も、イスタンブールでのウクライナとロシアの交渉の最終ラウンドを論拠とし、「ロシアは和平の方向に向かう用意があるかもしれないが、まだ、完全な停戦や全面的な緊張の解消にいたるまでは相当長い道のりが残されている」と語っています。
国連人道問題調整事務所のジョイス・ムスヤ人道問題担当事務次長補も、「先月24日にウクライナ戦争が勃発してから現在までに、ウクライナ人1000万人以上が難民化しており、このうち650万人が国内難民で、ほか390万人は他国に避難したとしています。
そして、「各人道支援機関は、ウクライナや地域における難民の人身売買や性的暴行、搾取、悪用の危険を懸念している」と語っています。
密斡旋業者やブローカーらは、避難ルートや住居の提供を表向きに約束することで、避難しようとするウクライナ人たちを欺いています。
ネベンジャ・ロシア国連大使は、ウクライナへの軍事支援提供により戦争を激化させているとして、西側諸国を非難しました。
ヨーロッパ諸国は、大量の兵器をウクライナに提供していますが、同国に対する最大の武器供給国はアメリカで、ウクライナに対し10億ドル以上の軍事・経済・人道支援を提供してきています。

