ウクライナ首都近郊での衝突による無差別殺人疑惑が相次ぐ
ウクライナ首都キエフ周辺のブチャ市からロシア軍が撤退したあと、複数の西側メディアが同市に関する動画を公開し、ロシア軍がブチャ撤退の際に民間人を銃撃したと主張しました。
ブチャ市内を撮影した動画は、同市内の歩道や路上に民間人の遺体が転がっている状況を示しています。
西側メディアの主張によれば、ブチャ住民らはこれらの民間人がロシア軍による無差別銃撃で殺されたとしているということです。
しかし、この疑惑提示はすぐに、ロシアの反論に遭遇しました。
ロシア国防省は声明を発表し、ブチャでの民間人殺害というウクライナ側の疑惑を否定しています。
また、「ブチャがロシア軍の掌握下にあった期間中、地元民は誰1人として暴力行為を受けることはなく、ロシア軍の管轄中やその後も、ブチャの住民は市周辺を自由に往来し、携帯電話も使用していた」と強調しました。
この声明ではさらに、「ロシア軍の全ての部隊は先月30日、すなわちトルコでのロシア・ウクライナ代表団の協議の翌日には、完全にブチャから退去していた」と強調sれています。
加えて、ブチャのアナトリー・フェドルク市長はある動画メッセージにおいて、「市内にはロシア兵は1人もおらず、路上で手を縛れたまま、銃撃された民間人を1人も示していない」としました。
ブチャでの民間人殺害に関する写真や動画は、ウクライナ治安部隊のブチャでの駐留と同時に公開されました。
これは、アゾフ大隊を含むウクライナの過激派グループがこの問題に関与していた可能性があるのでは、との疑惑を提起しています。
ロシア国防省はこの問題を驚くべきものだとし、ブチャのいわゆる「犯罪の証拠」はすべて、ウクライナの治安部隊とウクライナのメディアの代表が市内に入った当日に発表されました。
アナトリー・アントノフ駐米ロシア大使は、ロシア軍によるブチャでの民間人殺害疑惑に反論し、「アメリカは、ブチャ市内での銃撃がウクライナ軍によって行われたという事実を、意図的に隠蔽している」と述べています。
ブチャでの出来事に関する西側のプロパガンダ・心理戦を受け、ロシア国連代表部のポリャンスキー次席大使は、国連安保理会合の開催を求めるとともに、“ブチャでのウクライナ過激派の挑発行動”に関して国連安保理が4日月曜、会合を開催するよう要請しています。
ブチャ虐殺の実行犯が明らかでない中、西側のメディアや政府当局が意図的に、ロシアに責任転嫁する工作を開始しているが、真実解明は独立した国際的調査にかかっています。

