ウクライナ最新情勢;国連「死傷者数は4000人近い」
ウクライナ戦争が6週目に突入している中、OHCHR国連人権高等弁務官事務所が、これまでにこの戦争で4000人近い民間人が死傷している、と発表しました。
イルナー通信によりますと、OHCHRは最新報告において、「今年2月24日のウクライナ戦争の開始以来、これまでに同国では1626人の民間人が死亡したほか、2267人が負傷している」と表明しています。
また、これまでにウクライナで63人の子どもが死亡したとしました。
さらに、「実際の統計数は、これまでに届出のあったものより遥かに多い可能性がある」としています。
しかし、ウクライナ検事総長は8日金曜、開戦以来同国では169人の子どもが死亡、306人以上が負傷したと発表しました。
同日にはウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクの鉄道駅がロシアによるミサイル攻撃を受け、少なくとも30人が死亡、ほか100人以上が負傷しています。
ロシア国防省は、「ウクライナは、首都キエフ郊外のイルピンでの民間人虐殺の責任をロシアに転嫁しようとしている」として警告しました。
ロシアは先週、ウクライナでの特殊軍事作戦の第1フェーズの終了を発表し、キエフ周辺からのロシア軍の撤退を発表しています。
ロシア国防省はまた、「NATO北大西洋条約機構はウクライナでロシアとの代理戦争を開始している。NATOが、ウクライナへの武器送付により紛争を長期化させることになるだろう」としました。
アントノフ駐米ロシア大使は、「ウクライナでの西側の行動は非常に危険で挑発的であり、ロシアとアメリカを直接の軍事的衝突に引き込む可能性がある」とし、ウクライナで米国の生物学実験所が見つかったことに触れるとともに、ロシア国境近くにあるこれらの実験所に関するアメリカの釈明を求めました。
ゼレンスキー・ウクライナ大統領もアラビア語チャンネル・アルアラビーヤのインタビューで、「ウクライナでの戦争を停止させる唯一の方法は協議である。だが、ロシアとの交渉は遅々として中々進まない」と語っています。
ウクライナ戦争とこれを口実にした西側の対ロシア制裁により、世界の多くの国、さらには西側諸国においてもエネルギーと食糧の不足が生じています。
ロシアとウクライナは、穀物と油糧種子の世界最大の生産・輸出国です。

