4月 16, 2022 20:53 Asia/Tokyo

米ミシガン州グランドラピッズで警官に銃撃され死亡した黒人青年の父親が、「息子は動物のように殺された」と訴えました。

今月4日、米ミシガン州で黒人男性パトリック・リオヤさん(26)が車の運転をめぐって警察に呼び止められ、その後射殺されました。リオヤさんの遺族は2014に、安全な暮らしをしようとアフリカのコンゴからアメリカに難民してきました。

13日金曜、リオヤさんと警官がもみ合いになっている映像が公開されました。

父親のピーターさんは、米CBSニュースの取材に、「私は家族を救うためにアメリカにやって来た。しかし、息子は動物のように殺された。パトリックの命を守る義務があった者が、彼を殺しその人生を終わらせた」と述べました。

市内では2晩続けて平和的な抗議デモが行われました。参加者らはリオヤさんを殺害した警官の訴追を求めました。

米国では、今回と同様に警官の対応による死亡事件が少なくありません。

2020年5月に起きたジョージ・フロイドさんの殺害事件は、黒人の権利保護や人種的偏見への対抗を求める運動に発展しました。

フロイドさんを殺害した警官の裁判は、米国で「人種差別裁判」と称され、裁判所はこの警官に禁固40年の判決を言い渡しています。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram    Twitter    urmediem


 

タグ