米ハーバード大学が、イラン人研究生に代わって米政府を提訴
May 18, 2022 18:51 Asia/Tokyo
アメリカのハーバード大学は、イラン人研究生一人の入国を禁止したとして、米政府を提訴しました。
ハーバード大学医学部に奨学金付で留学することになっていたイラン人女性研究生マルヤム・シャームルー氏は、イラン人であることを理由に米国への入国ビザ発給を拒否されました。
AP通信によりますと、ハーバード大学法学部の難民・移民プログラムは、マルヤム・シャームルー氏に代わって、アメリカを相手取った訴状を提出しています。
カナダ国籍を有しているシャームルー氏は訴状の中で、時期どおり就学できるため、なるべく早期の入国ビザ発給を米政府に求めています。
シャムールー氏は今年4月18日にも、米国境警備隊により入国を拒否されていました。
ハーバード大学法学部は、「2021年4月2日にも、米国境警備隊員は、シャームルー氏の夫を、イランで兵役に行ったことおよび政治的信条を理由に取調べた」としています。