IMF専務理事、「世界経済は第2次大戦以来最悪の状況」
(last modified Tue, 24 May 2022 06:00:18 GMT )
May 24, 2022 15:00 Asia/Tokyo

IMF国際通貨基金のクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事が、スイス・ダボスでの世界経済フォーラム年次総会において、全世界におけるインフレの悪化や経済不況に関して警告しました。

ロシアのニュース局・ロシアトゥデイによりますと、ゲオルギエバ専務理事は「新型コロナウイルスの世界的大流行やウクライナ戦争、気候変動により、各国は前代未聞の経済不況やインフレに陥っている」と述べています。

また、ダボスでのこの国際会合の開会式において、「世界経済は現在、第2次世界大戦後最悪の状態にあり、非常に厳しい状態に置かれている」としました。

そして、「食料やエネルギーの値上がりは各家庭に深刻な影響を及ぼしている」とし、「この危機は第3世界に多大な困難を引き起こしており、支援を必要としている第3世界・開発途上国にも困難を引き起こしている)」と語っています。

さらに、先進国に対し貿易面での障壁の解消を求めるとともに、国際金融システムの改善による弱小国の経済発展の促進を要請しました。

アメリカおよび大多数のヨーロッパ諸国は、経済インフレの増大や生活費の高騰に遭遇しています。

 


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