6月 11, 2022 20:35 Asia/Tokyo

南米ボリビアの裁判所が、2019年に起きたクーデターをめぐってヘアニネ・アニェス元暫定大統領(54)に禁錮10年を言い渡しました。

ボリビアの新聞「El Deber」が報じたところによりますと、この裁判の裁判官は判決において、アニェス被告には「憲法への違反」と「職務怠慢」があったと指摘しました。

ボリビア検察庁は、同氏に禁錮15年を求刑していましたが、弁明で被告は、大統領になるつもりは全くなく、国の政治情勢が厳しいものになっていたため暫定大統領に就任したと釈明しました。

2005年からボリビアを率いてきたエボ・モラレス元大統領は2019年、大統領選をめぐる不正疑惑によって発生した大規模デモで辞任し、同国のトップの政治家も全員辞任しました。

当時、上院副議長だったアニェス被告は、次の選挙が行われるまでの間、暫定大統領に就任すると発表し内閣を任命しました。

しかしその後、ボリビアの裁判所は、これらの手続きは違憲であると判断し、2021年3月13日に警察がクーデターにおけるテロ、扇動、陰謀の疑いでアニェス被告を拘束した形となっています。

 


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