ロシア安全保障会議副議長、「ウクライナは2年後には地図から消える」
(last modified Thu, 16 Jun 2022 08:49:40 GMT )
6月 16, 2022 17:49 Asia/Tokyo
  • ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長
    ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長

ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長は、「ウクライナは2年後までに地図から消える可能性がある」とし、「アメリカはこの問題すら重視していない」と述べました。

ロシア・タス通信によりますと、メドベージェフ氏は15日水曜、メッセージアプリ「テレグラム」において、「ウクライナは液化天然ガスを外国から購入し、その代価を2年かけて支払おうとしている。それができなければ、ウクライナはこの冬、凍えることになる」と投稿しました。

メドベージェフ氏はまた、「疑問は、誰がウクライナは2年後も存在すると言っているのか、ということだ」としました。

そして、「アメリカはもはやこの問題を重視していない」とし、「アメリカはあまりに反露政策に投資してきたため、その他の問題はもはやどうでもいいのだ」と記しました。

また、「西側による対露制裁の目的はロシア経済の破壊だが、当の欧米諸国がこの状況で一番損害を被っている」としました。

メドベージェフ氏はその上で、「状況はさらに悪くなる」と予測し、その理由として「西側諸国に対露制裁を停止するつもりがあるようには見えない」ことを挙げています。

ロシアのプーチン大統領は今年2月21日、同国の安全保障上の懸念を無視したとして西側を批判し、ウクライナ東部ドンバス地域のドネツクとルガンスクの人民共和国としての独立宣言を認めました。

その3日後となる24日、プーチン大統領はウクライナに対する「特殊軍事作戦」を開始し、これによりロシアとウクライナの緊迫した関係は軍事衝突へと発展しました。

ウクライナでの戦闘は、現在も依然として続いています。

 


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