10月 08, 2020 17:53 Asia/Tokyo

8日木曜は、イスラム暦1442年サファル月20日にあたり、シーア派3代目イマーム・ホサインとその忠実な教友らが、イラク・カルバラの地で殉教してから40日目のアルバイン(アラビア語で40の意)とされています。

近年ではイスラム教徒をはじめ、そのほかの啓示宗教の信者らが、この日の数日前から徒歩で聖地ナジャフを含むイラク国内の各都市などから、徒歩で最終目的地であるカルバラを目指すことが慣例となっていました。

イラクでのアルバインの儀式に徒歩で参加した人

 

イラク情報筋の正式な統計によりますと、昨年は1800万人以上の巡礼者が、世界最大の宗教行事とされるアルバインの儀式に徒歩で参加したとされています。

複数の報道によりますと、80カ国以上の人々がこの宗教儀式に参加しており、同時にこの儀式に参加したイラン人集団は、儀式の最大の外国人巡礼者集団とされています。

しかし、今年のアルバインの行事は新型コロナウイルスの蔓延防止のため、外国人巡礼者はイラクに渡航しておらず、イラク人巡礼者のみによる徒歩での巡礼行列が形成されることとなりました。

今年のこの行事に参加できなかったイラン人巡礼者らは8日木曜、イラン全国でこの日にあわせて、自宅でアルバイン関連の巡礼の文言を唱え、カルバラにいるイラク人巡礼者に心をはせ、このシーア派の偉人を追悼しています。

8日朝には、イランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師が臨席し、イラン新型コロナ対策本部の衛生プロトコルを遵守した上で、一般の参加者を入れない形でアルバインの追悼行事が開催されました。

 

 

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