弱者に優しい国
May 23, 2016 20:46 Asia/Tokyo
バスに歩行器を持ったおばあさんが乗ってきました。
入り口には段差があり、若い女性がすかさずおばあさんを手伝ってあげていました。そしておばあさんは座席に座るのではなく、出入り口に近い、運転席の足元に腰掛けました。たぶんそこが一番乗り降りしやすい場所だったのでしょう。運転手さんは邪魔そうにするわけでもなく、何も言わずにバスを発進させ、おばあさんが「ここで降ろして」といった場所で当たり前のようにバスを停めました。バス停まであと数メートルというところだったのですが、運転手さんはおろか、乗客も誰一人文句を言わず、当たり前のようにおばあさんが降りるのを見守っていました。停留所以外の場所でバスを停めるなど、日本ではありえないことです。これはイランではよくある光景なのですが、こういうのを見るたびに、イランは弱者に優しく、寛容で、ゆとりのある国だなあと感心するのです。
2016年5月23日 上野
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