Pars Today
米ニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、12日水曜には一時1ドル146円98銭と147円近辺で取引されました。
円相場が一時、約24年ぶりに1ドル146円台をつけました。
ユーロ圏諸国で、前代未聞のインフレ、特に食品の大幅値上げにより抗議行動やデモの波が発生しています。
フランス・パリで数十人もの人々が、生活費の高騰やインフレに抗議するデモを開催し、NATO北大西洋条約機構からの脱退を求めました。
UNCTAD・国連貿易開発会議は、富裕国のインフレ対策が貧国国の経済に悪影響をもたらすとして懸念を表明しました。
朝日新聞の世論調査から、日本国民全体の70%が「物価高の影響を感じる」ことが判明しました。
FRB米連邦準備制度理事会の利上げにより、現在世界では米ドル高と他国通貨の下落が同時進行する形となっています。
日本の総務省が20日火曜に発表した去る8月の消費者物価指数が、前年同月比で2.8%上昇しました。
日本政府が物価高騰などへの追加対策として、2022年度予算の予備費から約3兆5000億円を支出することを決定しました。
円相場が一時、1ドル144円90銭台まで下落し、1998年以来24年ぶりの円安水準に達しました。