Pars Today
イランとロシアは現在、陸では中央アジアから西アジア、海ではペルシャ湾から黒海まで、その命運が互いに絡み合っていると思われます。
在インドネシア・イラン大使館のエブラーヒーミー文化担当参事官が、「西側メディアの情報歪曲とネガティヴな描写と闘うためのイスラム世界メディア連盟の協力は、今日のイスラム世界求められていることのひとつだ」としました。
インドは、昔から多様性と寛容さで知られている一方、20世紀には反植民地主義の国としても名を馳せていました。しかしこの10年間、世界の人々が抱いていた同国の良いイメージや名声は失われていき、特に直近の2年において大きく失墜しました。さらに驚くべきことは、インドの評判は北半球諸国で西側・非西側を問わず下落し、大きく傷ついたイメージが定着していることです。
アフリカ大陸・サヘル地域での動静は、新たな世界秩序が形成される流れの中で西側が同大陸において覇権を減退させ、一方でロシア、イラン、中国の影響力が増大していることを示すものです。
最近の地域的緊張が高まる中で明らかになったのは、イランが世界の海洋大国のひとつにのし上がったという事実です。これは西側の覇権主義諸国にとっては好ましくない事態であり、対照的にアジア、アフリカ、ラテンアメリカの独立国が利益を得ることになります。
西側がシオニスト政権イスラエルを支援する主な理由の一つには、同政権の占領するパレスチナが、戦略的に重要かつ慎重さを要する西アジアにおいて地理的地位を有していることが挙げられます。
今年2月に行われた、アメリカンフットボールの最高峰・NFLの決勝戦(通称:スーパーボウル)で、試合のハーフタイムにシオニスト政権イスラエルからの注文により、パレスチナ・ガザ地区での大量殺戮を正当化する内容の30秒のコマーシャルが流されました。このコマーシャルが放映された最中にも、イスラエル占領軍はガザで人々を虐殺し、数十人のパレスチナ人が殉教しました。
正道を外れた性の模範を普及させ、家族制度の役割に基づく貞淑な生活様式に疑問を呈することは今や、西側の公式・非公式の組織・機関の大半が取る措置においてはっきりと不可分な一部になっています。
イランのメディア活動家であるモハンマド・サルフィー氏は、SNS「X」への投稿で、西側諸国がシオニスト政権イスラエルによるガザでのジェノサイドに抗議して焼身自殺したアーロン・ブッシュネルさんを不当に評価しようとしていると指摘しました。
米国際情報サイト・ブルームバーグが、「BRICS新興経済国グループの加盟国数が倍増したことにより、イランやロシアに対する西側の圧力が弱まることになるだろう」と報じました。