アルジェリアが 仏に対し核実験による損害賠償支払いを要請
4月 14, 2021 22:41 Asia/Tokyo
アルジェリアがフランスに対し、1960年代アルジェリア領内で実施した核実験による損害賠償支払い問題についてより真剣な行動をとるよう求めました。
アルジェリアの新聞・アルショルークによりますと、アルジェリアのサブリー・ブカドゥム外相は、アフリカ非核兵器地帯条約;通称ペリンダバ条約の調印記念日に際して行われたオンライン会合で、「わが国は、自国の領内における植民地主義国の核実験による苦痛に喘いだ。これらの実験により、環境に悪影響がもたらされたほか、多数のアルジェリア市民が死亡し、また数千人が放射線被爆被害を受けた」と語りました。
また、フランスに対して、これらの実験による損害賠償の支払いにおいてより真剣な行動をとるよう求めています
最近、フランスのマクロン大統領は、数百万人に及ぶ国内のアルジェリア系市民らの票を獲得するため、これらの核実験の実態を暴き、この犯罪に関するアーカイブ資料文献を一般に公表しました。
フランスはおよそ70年前、人間に対する放射線の影響を調査する目的で、アルジェリアの一部地域で一連の核実験を行い、現場周辺の村落の住民を放射線に被曝させました。
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