豪州政府が、アフガンでの戦争犯罪を調査へ

オーストラリア政府は、アフガニスタンでの「恥ずべき犯罪行為」について遺憾に思うとし、個別に調査し法的に追求すると宣言しました。

豪州メディアはここ数年、同国軍がアフガニスタンで戦争犯罪に加担し、少なくとも３９件の民間人殺害に関与していたことを示す数々の報告を公表してきました。また、同軍によるアフガン人への拷問・虐待についても証拠が提示されています。

オーストラリアのリチャード・マールズ国防相は記者会見で、同国軍兵士らがアフガニスタンでの任務中に恥ずべき戦争犯罪に加担し、裁判が行われていると述べました。

マールズ国防相は、これらの戦争犯罪を「オーストラリア軍史上、最も悲劇的で恐ろしい事件」と形容し、事件が完全な形で調査され、犯罪人らは訴追されるべきだとしました。

オーストラリア政府は昨年も、アフガニスタンで戦争犯罪を犯した同国兵士の訴追を約束していましたが、これまでに実際に訴追に向けた動きはみられていません。

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