7月 20, 2022 19:43 Asia/Tokyo
  • 中国の上海
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中国の上海で当局にスパイ行為などとみられる疑いで拘束されていた日本人男性が先月、逮捕されたことがわかりました。

日中外交筋などによりますと、中国の上海で去年12月、50代の日本人男性が当局に拘束され、当時スパイ行為などの疑いが持たれたとみられていました。

上海にある日本総領事館はこの男性について、先月当局に逮捕されたことを明らかにしましたが、逮捕された詳しい容疑についてコメントできないとしています。

また同館は中国当局に対し、男性との面会を要請しているものの実現していないということです。

中国では反スパイ法が施行された翌年の2015年以降、日本人がスパイ行為に関わったなどとして当局に拘束されるケースが相次いでいます。

この問題について、松野官房長官は20日水曜午後の記者会見で、この男性が今年6月に逮捕されたことを、政府として確認しているとした上で、「中国当局からは健康状況に問題があるという連絡は受けていない」と述べました。

そのうえで「中国側に対してはさまざまなレベルや機会を通じて早期解放を強く求めており、働きかけを継続する。政府としては邦人保護の観点から、家族との連絡などできるかぎりの支援を行ってきており引き続き適切に対応する」としています。

また、小野外務報道官は記者会見で「日本政府としては邦人保護の観点から家族との連絡など、できるかぎりの支援を行ってきている。また中国側に対してはさまざまなレベルや機会を通じ早期の解放を強く求めてきており、働きかけを継続していく」と述べました。

 


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