中国・習主席がバイデン米大統領に直接警告
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中国の習近平国家主席は、バイデン米大統領との電話会談で、「アメリカは台湾問題について、中国を分断するような火遊びはすべきでない」と警告しました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
7月 30, 2022 14:14 Asia/Tokyo

中国の習近平国家主席は、バイデン米大統領との電話会談で、「アメリカは台湾問題について、中国を分断するような火遊びはすべきでない」と警告しました。

習国家主席はこの電話会談で、「火遊びをする者はやがてやけどする」と警告し、アメリカがこのことを理解するよう望むとしました。その理由として、「台湾問題の歴史的経緯は明白で、台湾海峡の両岸はいずれも中国本土に属する」ことを挙げました。

台湾をめぐる米中の緊張は、ペロシ米下院議長の訪台計画が伝えられてから激化しており、習氏のバイデン氏への直接警告は、アメリカによる台湾問題への介入や「ひとつの中国」原則の無視に対する中国の忍耐が限界に達していることを示しています。それゆえ、習氏はバイデン氏との電話会談で、内政不干渉という両国の長年の合意を指摘し、中国として台湾の独立と内政干渉には断固として反対すると述べたのです。

アメリカによる中国の譲れない一線への無視と、それに対する中国からの最高レベルの相次ぐ警告により、両国間で戦争が勃発する可能性すら語られています。ウクライナ戦争に注目すれば、アメリカが中国を挑発して台湾攻撃に出るよう仕向けることも考えられます。

 

台湾問題に詳しい専門家は、「アメリカによる台湾問題への介入は、目に見えて増加している。このことは、台湾の分離・独立への直接支持を意味する」と語っています。

アメリカは、台湾問題に関する戦略的なあいまい政策を捨て、はっきりと分離・独立を支持しているように見受けられます。このような姿勢は、トランプ前政権時代から本格的になり、現在のバイデン政権も受け継いでいます。ペロシ下院議長も、今年の中間選挙での得票をにらんで台湾訪問を計画していますが、これは中国側から火遊びと非難されています。

ある専門家は、「台湾をめぐる米中の緊張は、急速に危険な衝突に変わりつつある。なぜなら中国の抑止力が発するシグナルは危険であり、アメリカも譲歩する気配を見せないからだ」と語ります。

いずれにしても、中国は台湾問題を特に米中関係における政策や計画上の譲れない一線であると強調しており、何ら譲歩することはなく、アメリカを台湾問題への介入から追い返すためならいかなる犠牲でも払う用意です

このようなことから、習国家主席によるバイデン米大統領への警告は、ペロシ米下院議長が台湾を訪問した場合のいかなる結果にも対応できるという中国の自信の表れであり、米政府にペロシ氏の訪問を断念させるための努力と言えます。なぜなら、台湾の分離・独立派は、アメリカの軍・政治関係者および議員らの台湾訪問が、分離・独立プロセス完成のしるしだとみており、このことで、中国はホワイトハウスに対する警告のレベルを上げざるを得なくなったからです。

 


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