中国の経済成長が加速

中国の工業生産高がこの7月に、過去1年で最も高い上昇率を見せました。

アメリカに次ぐ世界第2の経済大国である中国は、今年3月に新型コロナウイルス・オミクロン株の感染拡大に直面しました。これにより、同国の経済および金融活動は減少し、サービスや工場生産などの業務が縮小されました。

しかし、新型コロナウイルスのための行動制限終了と、それによる供給網混乱の解消により、製造拠点の活動は再び増加に転じました。

経済専門家24人による予測の平均値では、中国のPMI購買担当者景気指数 (サービス・製造業) はこの7月に先月の50.2から50.4に増加し、過去最大に達するとされました。

アナリストらは、「世界第2の経済大国たる中国は、新型コロナウイルスによる厳しい行動制限の状態から、国内需要の増加、供給網上の問題の減少、政府の景気刺激措置の後押しを受けて回復しつつある」としています。

中国光大銀行のアナリストであるZhou Maohua氏は、「中国の製造業は第2四半期、新型コロナウイルスの発生の影響を克服し、通常の状態に戻る動きを加速させつつある」としました。.

続けて、「製造コストの圧迫軽減や、価格を安定させるための政府の措置が、コスト削減に効果的に働いた」と指摘しました。

数か月に及んでいるウクライナでの戦争による不確実性や世界的な景気後退への恐れなどの外的な問題が発生する状況の中での新型コロナウイルス感染拡大は、中国経済の復活に影を落としていました。

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