インドネシア大統領、中露首脳のＧ２０出席を言明

インドネシアのジョコ大統領は、１１月に同国バリ島で開催される主要２０カ国・地域首脳会議（Ｇ２０サミット）に中露両首脳が出席すると明らかにしました。

ジョコ大統領は１８日、米ブルームバーグのインタビューに答え、「習近平氏は来る。プーチン大統領も来ると私に伝えた」と明言しました。

中国外務省やロシア大統領府は、両国首脳のＧ２０出席については明言を避けていますが、あるロシア政府当局者は、プーチン氏が出席する予定であると語っています。

香港英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は、インドネシア・ガジャマダ大学のラフマット・ユリアントロ教授の見解として、「両首脳の出席は、国際政治システムにおける欧米の支配に対する抵抗の形と見ることもできる」と指摘しています。

同氏は、「習近平氏はＧ２０を利用して、今日の世界における政治、経済、安全保障の諸問題について、中国政府の立場を直接明示するだろう」と分析しています。

また、中国海洋大学のパン・ジョンイン教授は、西側諸国はインドネシアにロシアをＧ２０に招待しないよう要求していたものの、インドネシア政府が受け入れなかったことは、「ロシアにとってチャンスだ」と述べています。

１１月のＧ２０サミットにはウクライナのゼレンスキー大統領も出席する予定で、ウクライナ戦争後初めてロシア・ウクライナ両首脳が顔を合わせる可能性もあります。

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