中国企業、軒並み減益　コロナ禍２０２０年と同水準

中国企業４８００社以上が今年上半期の利益を公表しました。政府のゼロコロナ政策と不動産危機により、５割以上の企業が減益を報告しました。

中国国内の主要な金融情報サービス２社のデータによると、上場４８００社以上のうち純利益の減少を報告した企業は５３％に上りました。これは新型コロナウイルス感染の第１波に見舞われた２０２０年とほぼ同じ水準です。当時は上場企業の５４％が上半期での減益を報告していました。

企業の低調な業績について、専門家は厳格なコロナ抑制策と不動産市場の危機の深刻化が原因だとの見解を示す。

中国の国内総生産（ＧＤＰ）の４～６月期の伸び率は前年同期比０．４％増にとどまりました。これは２０２０年１～３月期以降で最も低い数字です。先月には主要な投資銀行数行が、中国の年間の経済成長率予測を３％以下に下方修正しています。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。