9月 17, 2022 16:05 Asia/Tokyo
  • キルギス・タジク国境
    キルギス・タジク国境

中央アジアのキルギスとタジキスタンの国境で、停戦合意の成立にもかかわらず戦闘激化し、13万人が避難しています。

ロイター通信がキルギス首都ビシュケクから伝えたところによりますと、 キルギス政府は16日金曜、タジキスタンとの国境で発生した軍事衝突を巡り、停戦発効後も続く「激しい戦闘」により24人が死亡したと発表しました。

キルギス国境警備隊は声明で、タジキスタン側からキルギスへの砲撃が続いており、その攻撃を撃退し続けているとしています。

キルギスの発表では、戦車や迫撃砲を装備したタジク軍がキルギス領内に侵入し、空港など周辺地域に砲撃を行った、ということです。

キルギス国境警備隊によると、停戦は現地時間16日午後4時に発効し、タジキスタン当局も停戦で合意したことを確認しました。

また、ロシア・インタファクス通信はキルギス非常事態省の話として、13万6000人以上の市民が紛争地域から避難したと報じました。

この問題について、ロシア外務省は、政治・外交ルートを通じた事態打開に早急に取り組むよう求める声明を発表していました。

キルギスのジャパロフ大統領とタジキスタンのラフモン大統領は同日、SCO上海協力機構首脳会議が開催されているウズベキスタンで会談し、国境地帯での軍事衝突を巡り停戦と軍の撤収を命じることで合意しています。

 


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