中国の外貨準備高が減少
10月 09, 2022 18:49 Asia/Tokyo
中国の外貨準備高が2ヶ月連続で減少しています。
中国人民銀行(中央銀行)が今月7日、発表したところによりますと、2022年9月末の同国の外貨準備は3兆290億ドル(約439兆円)で、前月末より259億ドル減少しました。
中国の外貨準備は22年に入ってから減少傾向が続いており、去る9月末の水準は昨年末に比べて7%減少しました。
各年同じ期間で比較すると、この減少率は7年ぶりの大きさとなり、9月末の水準は17年3月以来の低水準となっています。
こうした現象の原因としては、海外の金融資産が値下がりしたほか、米利上げでドル高が進みドル換算の評価額が下がったことが挙げられます。
これについて、中国国家外貨管理局の王春英報道官は「グローバル経済の不確実要素は明らかに増しており、国際金融市場の振れは大きくなっている」とコメントしました。