中国共産党大会閉幕　習氏３期目・李首相は退任へ

２２日に閉幕した中国共産党大会では、習近平国家主席が３期目就任を確実にした一方、李克強首相は退任することになりました。

新華社通信などによると、党指導部を選任する中央委員会の名簿には、習近平氏の名前が含まれ、３期目を確実にしました。２３日にも党中央委員会全体会議が開かれ、正式に選出される見込みです。

一方、李克強首相はじめ、現在の最高指導部・党政治局の委員を務める４人は引退する見込みです。李克強氏のほか、全人代常務委員長で序列第３位の栗戦書氏、中国人民政治協商会議主席の汪洋氏、副首相の韓正氏が中央委員の名簿から外れました。いずれも６８歳定年のルールに倣う形で、２０２３年３月の任期満了をもって退任するとみられます。

今回の党大会では、習氏だけが定年ルールの対象から外れ、続投が決まったことになります。

第２０回中国共産党大会は今月１６日に始まり、全国から選ばれた代表約２３００人が出席しました。大会では、中国共産党第１９期中央委員会の報告の検討や、党規約改正案の審議や採択、第２０期中央委員会および中央規律検査委員会の選出が行われました。

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