北朝鮮が米に警告

北朝鮮が、朝鮮半島地域における米国の共同空軍訓練の結果について再び警告しました。

北朝鮮外務省は６日日曜、空軍演習の開催を含む、米国と韓国による挑発行為の結果について警告する声明を発表しています。

北朝鮮は、米韓合同空軍訓練を批判し、同国の国家主権を侵害しようとするいかなる試みに対しても、最も強力な行動で対応すると表明しました。

北朝鮮外務省は、「国益を損なう危険な状況を望まないのであれば、ビジラントストームと称する挑発的な空中演習を直ちに停止せよ、と米に表立って警告している」と強調しています。

この声明は、米韓演習の延長と国連安全保障理事会の開催を求める米の要請に言及し、米国の行動を「無責任」なものだとし、この航空演習を安全保障上の重大な違反だとしました。

また、独立国の安全保障と、朝鮮半島およびと安定の実現という国際社会の願望に対する明確な挑戦だとしています。

同省はまた、北朝鮮の主権と安全保障上の利益を侵害しようとする敵対勢力のいかなる試みも容認せず、最も厳しい方法で対抗すると発表しました。

この軍事演習には、アメリカと韓国のF-35ステルス戦闘機と他の航空機が参加しているほか、オーストラリアが空中給油機を派遣しています。

米空軍によると、約240機の戦闘機が「ビジラントストーム」演習で 1,600回の出撃を行っています。

北朝鮮は、朝鮮半島の不安定化の理由として、米国とその地域同盟国の合同演習の開催を含む挑発行為を繰り返し挙げてきました。

ここ数カ月、北朝鮮は、これらの挑発的な行動に対応して、いくつかの短距離および長距離の弾道ミサイルの発射実験を行っています。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。