北朝鮮が、米とその同盟国に警告
(last modified Sat, 19 Nov 2022 08:31:57 GMT )
11月 19, 2022 17:31 Asia/Tokyo

北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記が、アメリカと同国に同盟する東アジア圏諸国に対する最新の警告で、「敵が威嚇を続けるならば、核には核で応える」としました。

北朝鮮は2週間前から、韓国とアメリカの共同空軍訓練実施に抗議して、日本海(韓国側名称;東海)や黄海に向けて計37発の短、中、長距離の弾道ミサイルを発射しています。

韓国国防省は18日金曜にも、アメリカとの合同軍事演習を開催すると発表しています。

北朝鮮の国営メディアは、自国政府がアメリカおよび同国と同盟する地域諸国による脅威に核兵器で対応するだろうと伝え、「キム・ジョンウン総書記は、『無慈悲なミサイル』と呼ばれる新しい大陸間弾道ミサイルの発射に立ち会い指揮をとった」としました。

韓国のヨンハプ通信も、北朝鮮のピョンヤン郊外から発射された大陸間弾道ミサイル「火星17」が、上空で999km以上飛行したと報じています。

キム総書記はミサイルの発射の際に、「この大陸間弾道ミサイルの発射は、あらゆる種類の核の脅威に対処できる我が国の強力な能力を示している」と述べたということです。

キム氏はこの式典でさらに、自国で戦略兵器が開発され、また核武装隊が訓練を行っていると強調しました。

火星17は、北朝鮮でこれまでに製造された最大のミサイルであり、核弾頭の搭載や、アメリカ本土のピンポイント攻撃が可能だとされています。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem