中国外務省報道官、「米は核協議におけるイランの協力姿勢を評価すべき」
12月 15, 2022 19:47 Asia/Tokyo
中国外務省の汪文斌報道官は、イランが核協議で残る課題について誠意を示しているとして、アメリカがこれを前向きに評価し、核合意に可及的速やかに復帰するよう外交努力を求めました。
イルナー通信によりますと、汪文斌報道官は記者会見で、EUのボレル外務・安全保障政策上級代表による核協議に関する発言について、「中国は、核合意復活にむけた政治・外交努力の継続を歓迎する」と述べました。
汪報道官はその上で、「イランへの制裁を強化することは、交渉を行き詰まらせ、外交努力を無にするだけだ」とし、「核合意復活に向けた交渉は複雑化しているが、合意に向けた希望は依然残されている」と述べました。
また、12・13日に同国の胡春華副首相がイランを訪問したことについては、「中国はイランとの友好関係維持を望んでいる」とし、同副首相の訪問で「両国の政治的協力や相互信頼、各分野での協力の実施拡大について話し合われた」と述べました。