韓国大統領が、最新鋭無人機による軍の装備強化を要請
12月 27, 2022 20:52 Asia/Tokyo
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韓国大統領が、最新鋭無人機による軍の装備強化を要請
ユン・ソクヨル韓国大統領が27日火曜、南北軍事境界線付近を北朝鮮の無人機5機が飛行したことをうけ、最新鋭無人機による韓国軍の装備および同空軍の強化を求めました。
韓国軍は26日月曜、北朝鮮のものとされる無人機1機にむけ銃撃したものの撃墜できず、その後、戦闘機とヘリコプターが出動したことで、朝鮮半島情勢が緊迫化する中、韓国の防空網の有効性に強い疑問が提示されています。
韓国軍合同参謀本部のカン・シンチョル作戦本部長は27日、北朝鮮の無人機5機の撃墜に失敗したことを陳謝し、対応戦力を強化する方針を明らかにしました。
AP通信によりますと、ユン大統領は閣議において、「わが国は高度なステルス技術を備えた無人偵察機を使用し、監視能力を強化するだろう」と語りました。
去る5月に就任したユン大統領はまた、「韓国軍は、北朝鮮の無人機の脅威に立ち向かうために、より多くの準備と訓練を必要としている」と述べました。
韓国ヨンハプ通信が26日月曜、同国の政府関係者の話として報じたところによりますと、北朝鮮の無人偵察機が南北軍事境界地帯の韓国側に侵入し、韓国側は戦闘機やヘリコプター、およびその他の装備を使用してそれらを撃墜したとしています。
こうした状況の中、韓国合同参謀本部のある関係者によりますと、韓国軍は、同国京畿道の国境地域で空軍機材と思われるいくつかの身元不明の物体を追跡しただけである一方、問題の無人偵察機が武器を運んでいたかどうかはまだ明らかになっていない、ということです。
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