UNHCR、海上漂流のロヒンギャ難民支援を各国に要請
(last modified Wed, 28 Dec 2022 06:38:52 GMT )
12月 28, 2022 15:38 Asia/Tokyo
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UNHCR国連難民高等弁務官事務所が、海上を漂流中のイスラム教徒少数民族ロヒンギャに対する支援を各国に要請しました。

ロイター通信が27日火曜、報じたところによりますと、UNHCRはまた、インド洋を数週間にわたり漂流した後にインドネシアに上陸した数百人のロヒンギャへの支援も求めています。

UNHCRは声明で、「過去6週間で500人近いロヒンギャがインドネシアに到着したが、多くの国は支援要請に応じていない」と指摘しました。

 

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インドネシアのスマトラ島アチェ州の当局によると、今月26日に174人のロヒンギャ族を乗せた船が漂着しており、彼らの大半は数週間の漂流で脱水状態となって疲弊し、緊急の医療処置が必要だった、ということです。

生存者の話では、バングラデシュからインドネシアへの40日間にわたる漂流で20人以上が死亡し、船内では食糧が少なくなり、水漏れが生じていたとされています。

また、生存者の1人は「インドネシアの人々はわれわれに教育の機会を与えてくれるという希望を持って、バングラデシュ最大の難民キャンプからここに来た」と語りました。

 

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ミャンマー西部ラカイン州のイスラム少数民族ロヒンギャ族は、世界で最も迫害された少数民族とされています。

ロヒンギャ族が2017年8月下旬以降、武力弾圧を逃れて、隣接するバングラデシュ南東部コックスバザール県に数十万人規模で流入した出来事は、国際社会に大きな衝撃を与えました。

これらの人々の多くは、ミャンマーへの帰還の見通しが立たない中、今も過酷な避難生活を続けています。

 


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