中国が、チェコの内政干渉に抗議

中国は、チェコのパベル次期大統領が「一つの中国」原則順守を無視して台湾の蔡英文総統と電話会談を行ったことを非難しました。

中国が自国の不可分の領土の一部と見なす台湾をめぐっては、昨年8月にナンシー・ペロシ米下院議長が訪台して以来、緊張が高まっています。

中国の英字紙・グローバルタイムズによりますと、同国外務省の毛寧報道官は31日火曜、パベル次期大統領と蔡英文総統との電話会談を非難し、「チェコ政府は、自国が約束したように一つの中国の原則を遵守しなければならない。同国に対し、この出来事による悪影響を取り除くために早急な措置を講じるよう求める」と述べました。

続けて、「我が国は、今回の行為に対し不満を表明する」として、台湾政府がチェコとの間に正式な外交関係を持っていないことを指摘しました。

中国と台湾は、内戦の起きた1949年から別々の政府によって統治されていますが、中国は変わらず、同地域を自国の領土の一部と見なしています。

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