中国、「冷戦思考による覇権には反対」

中国の秦剛外相が、「我々は、冷戦思考、覇権主義、力技の政策などには反対であり、自国の国家主権や安全保障を維持していく」と語りました。

カタール国営衛星通信アルジャジーラが7日火曜、報じたところによりますと、秦剛外相は北京で記者会見し、「気球がアメリカ領空に入った事件は偶発的なものであり、アメリカ側はそれを本当の脅威とは考えていなかったが、大げさな反応を示してさわいで見せた｣と述べています。

また、「未来は人類が共有するものであり、国際社会は、平和と繁栄が行き渡る世界を構築すべく協力する必要がある｣と語りました。

そして、「我々はロシアとの貿易において、安全で信頼性が高く、効果的な通貨を使用する。制裁行使のために国際通貨を使用するようなことは、行うべきでない」としています。

さらに、「わが国とロシアの関係は、他の第3者の干渉から影響を受けることはない」と語りました。

同外相は最後に、「中国の近代化のあり方は、戦争や植民地主義を広めるようなものではない。西側の方針とは異なり、わが国の外交は平和、発展、諸国間協力に基づいている」と結びました。

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