韓国首相、「北朝鮮との対峙に核兵器は不要」

韓国のハン・ドクス首相が、同国として北朝鮮の脅威を抑えるために核兵器は必要ないとの認識を示しました。

韓国は最近、予想される北朝鮮の脅威に対峙するため、軍備態勢を増強する用意があると主張していました。

さらに米韓両軍は今月3日、定例の合同軍事演習「フリーダム・シールド」を今月13日から11日間にわたって行うと発表しました。しかし、これは北朝鮮の激しい反発を引き起こしており、北朝鮮はこうしたプロセスの継続に対しこれまでにない厳しい警告を発しました。

イルナー通信によりますと、ハン・ドクス首相は韓国プサン市内で外国の報道陣に対し、「北朝鮮の無意味な挑発を阻止するためには、米国との共同計画や、何らかの形での共同作戦や措置が必要だ」と述べました。

また、「韓国は核兵器を含む強力な抑止力を必要としているが、核兵器の保有計画はまったくない」とした上で、同時に「わが国は兵器をウクライナに提供する意思はない｣と主張しました。

さらに、「わが国は、ウクライナに人道支援を提供する意向であり、また適切な折にウクライナの復興再建に参加する」としました。

韓国は今年、1億3000万ドルの対ウクライナ支援を約束しています。

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