Pars Today

中国の習近平国家主席が、同国を公式訪問中のブラジルのルラ大統領と北京で会談し、ウクライナをめぐる対話と交渉を呼びかけました。

ロイター通信が、CCTV中国国営中央テレビの報道として伝えたところによりますと、習国家主席は14日金曜、ルラ氏と両国関係のほかにウクライナ危機についても協議し、対話と交渉が危機を脱する唯一の実行可能な方法という見解で一致したということです。

両首脳は、ウクライナ危機の平和的解決に向けた全ての努力を支持すべきことを強調しました。

そして、さらに多くの国に対し、政治的な解決に向け建設的な役割を果たすよう呼びかけるとしました。

その上で、ルラ氏は、中国が提唱したいわゆる「和平案」を積極的に支持すると表明しています。

習氏はまた、ルラ氏に対し、中国がブラジルとの関係を外交上の優先事項としていると伝えました。

一方、ブラジルとしても前ボルソナロ政権で冷え込んだ中国との関係の修復を図りたく、また中国も対立するアメリカを念頭にブラジルとの関係を強化したい考えとみられます。

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