北京の病院火災の死者が２９人に増加、１２人を拘束

中国・北京市内の病院で発生した火災による死者が２９人に増加した一方で、警察がこの事件に関連し１２人を拘束しました。

米CNNによりますと、現地時間の１８日火曜に発生した今回の火災の死者のうち26人は入院していた高齢者で、そのほか看護師や介護士も含まれており、北京市で発生した火災の死者としては過去数年で最悪の水準となりました。

また北京市の公安当局によれば、今回の火災について重大な過失の容疑で12人が拘束され、そのなかに病院の院長や建設作業員が含まれているということです。

北京市の消防当局は１９日水曜、入院患者用の病棟を燃やした火災の原因は内装工事で、工事現場の火花が可燃性の塗料に引火したと述べました。

また、避難した人の数は71人の患者を含む１４２人で、１９日時点で３９人が入院しており、そのうちの３人が重体とされています。

ＳＮＳ上に出回った動画には、病院の窓から煙が立ち上り、人々が必死で炎から逃れようとする様子が捉えられており、そのうち少なくとも１人はベッドのシーツをロープ代わりにして窓から下のテラスにおりていたことが明らかになっています。

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