中国が安保理の構造改革を要求
(last modified Tue, 02 May 2023 05:32:09 GMT )
May 02, 2023 14:32 Asia/Tokyo
  • 王毅氏
    王毅氏

「国連安保理内では西側勢力の発言権が必要以上に大きい」としたロシアの表明の後、中国の外交トップである王毅・中国共産党中央外事工作委員会弁公室主任も、発展途上国に対して国連という国際機関内での発言権に向けてさらなる声を上げるよう求めました。

これに先立ち、秦剛・中国外相は今年1月のアフリカ訪問において、「わが国は、国際政治体制を公正で公平なものに変えるため、国連安保理における発展途上国の存在感を強めたいと考えている」と表明しています。

ロシアのニュース局・ロシアトゥデイによりますと、王毅氏はクウェートとオーストリアの各国連大使との会談において、「国連安保理内の改革は公正かつ誠実であるべきであり、発展途上国の存在感と発言力を高め、小国でもこの理事会の決定に参加する機会が増える契機となる必要がある」と語りました。

また、「アフリカに対する歴史上の不公正も、安保理で議論・調査されるべきだ」としました。

なお、ラブロフ・ロシア外相も最近、安保理の構造改革に関してこれと類似した意見を提起しています。

 


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