6月 08, 2023 17:18 Asia/Tokyo
  • 中国軍の戦闘機
    中国軍の戦闘機

中国が、台湾近くに多数の戦闘機や艦船を展開し、台湾軍の対応力に疑問を投げかけています。

イルナー通信によりますと、台湾国防部は8日木曜、中国軍の戦闘機37機が台湾上空を飛行したと発表しました。

発表ではまた、過去24時間に台湾周辺で中国軍の艦船4隻も確認されており、台湾の空軍および海軍がほどなく警戒態勢に入ったとされました。

中国国防省の譚克非報道官はこれ以前に、「我が国の軍には、外国による台湾への干渉を止めさせ、台湾内部の分離主義勢力を押さえ込む用意がある」と述べていました。

さらに、ロシアの各メディアも7日水曜、同国と中国軍が空軍共同演習およびアジア太平洋地域での共同空中哨戒を行うと発表していました。

中国政府は、台湾を自国の不可分な領土の一部とみなしており、その分離独立に向けたあらゆる動きに対して強く反発しています。

中国側がこれまでに警告してきたように、アメリカによる地域への軍事駐留や挑発的行動、また同国当局者の台湾訪問は、この地域の緊張を増大させる結果となっています。

アメリカから昨年、当時のペロシ下院議長と政府関係者らが中国政府の反対にもかかわらず台湾を訪問したことは、地域の緊張を高め、情勢不安や軍事化の加速につながりました。

また、アメリカと中国の艦船は台湾海峡で幾度も接近しており、台湾・中国両軍はこの数か月、一触即発の状態になっています。

 


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