イスラエルと米が共同でイエメンを攻撃;抵抗組織、「我々は報復する」
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イスラエルと米が共同でイエメンを攻撃;抵抗組織、「我々は報復する」
アメリカとシオニスト政権イスラエルの軍用機が5日月曜夜、イエメン西部フダイダ港を爆撃しました。
イエメン領土に対する外国の侵略が続く中、イエメンの情報筋は5日夜、同国西部の重要な港であるフダイダ港湾が米国・イスラエルの連合軍により攻撃されたと伝えました。
【ParsToday西アジア】この攻撃により、少なくとも民間人2人が死亡、42人が負傷しました。
イエメンのイスラム抵抗組織アンサーロッラーのナスルッディン・アメル広報部次長はこの攻撃を非難するとともに、「我が国はこの犯罪に対して必ず報復する」と断言しています。
アメル次長はこの点について「我々はイスラエル政権の爆撃に反応しており、海上・空中封鎖は解除しないが、ガザ地区支援を目的とした軍事作戦は継続する」と述べました。
アンサーロッラーの政治評議会メンバーであるモハンマド・アル・バヒティ氏も、「たとえ代償が重くとも、イエメンのガザ防衛作戦は強化される」と語っています。
一方、イラン外務省のバガーイー報道官は5日夜、フダイダ港およびイエメンの他のインフラに対する米国とイスラエルの軍事侵略を非難し、「この攻撃は明白な犯罪であり、国際法規範と原則に対する重大な違反である」とコメントしました。
加えて、レバノンのイスラム抵抗組織ヒズボッラー、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマス、パレスチナ・イスラム聖戦運動もそれぞれ声明を発表し、イスラエルとアメリカによるイエメンへの侵略を強く非難しました。
ヒズボッラーは声明の中でイエメンの勇敢な指導者を称賛するとともに、同国民との完全な連帯を宣言しました。この声明はまた、自由なるすべての政府と覚醒した諸国民に対しこの侵略行為を非難するよう呼びかけるとともに、アラブ・イスラム世界に対しては、アメリカとイスラエルの度を越えた行為に対して即時行動を起こすよう求めています。
ハマスも声明を発表し、「イスラエルは、イエメンを攻撃することで失墜した自らのイメージの回復を目論んでいる」と発表しました。
パレスチナ・イスラム聖戦運動も、「イエメン・フダイダ港に対する5日夜の攻撃は、シオニストがイエメン国民から受けた手痛い平手打ちの表れである」とする声明を発表しています。
イスラエルの第12チャンネルTVの報道によれば、シオニスト政権軍の戦闘機が5日夜の攻撃でイエメン国民に48発の爆弾を投下したということです。
シオニスト系新聞「イスラエル・トゥデイ」もイスラエル治安当局筋の話として、「アメリカ軍の攻撃に加え、30機の航空機がフダイダ港を攻撃した」と報じました。このシオニスト系メディアによりますと、イエメンへの攻撃は8段階にわたり実行されたということです。