中国の王毅外相は、世界の安全保障上の課題に対処するために各国が共に努力する必要性を強調しました。

イルナー通信によりますと、王毅外相は25日火曜、南アフリカ・ヨハネスブルグで開かれた「BRICS安全保障担当上級代表の友」会議で、世界的な安全保障上の課題に各国が共同で対応し、二重基準を回避して対話によって対立を解決することを求めました。

中国の共産党政治局員を兼任する王毅外相はまた、各国への内政干渉への対抗や政治安全の擁護を強調するとともに、国連の憲章や目標の順守及び、各国の治安面での正当な懸念の理解や政治体制およびその発展プロセスへの尊重を求めました。

さらに、集団安全保障の概念や冷戦思考からの脱却を訴えました。

王毅氏は25日、退任した秦剛外相の後任に任命されました。

こうした中、中国新華社通信は、今回の「BRICS安全保障担当上級代表の友」会議への参加国が、多極主義を支持し、一方的な制裁行使に反対することや、過激主義、テロリズム、国際犯罪といった世界的課題に共同で対処することに合意したと伝えました。

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