中国、「我々の核兵器製造の目的は核戦争の阻止」

中国外務省報道官は、「我が国が核兵器を製造する目的は、世界における核戦争勃発の阻止である」と語りました。

中国はこれに先立ち、最近のNPT核兵器不拡散条約再検討会議の結果に失望を表明したにもかかわらず、この条約を引き続き支持すると宣言しました。

NPT条約の改定に関する数多くの会合は成果に結びついておらず、この条約の加盟国は最終文書に関して合意できていません。アメリカは世界最大の核兵器保有国でありながら、NPT条約に違反している国の一つです。

中国国際テレビCGTNによりますと、中国外務省の汪文斌報道官は１６日水曜の記者会見で、中国政府として核兵器の「先制不使用」の約束を引き続き順守しているとし、「我が国の核兵器製造の目的は決して覇権獲得ではなく、核戦争の阻止にある」と語りました。

また、「中国は核不拡散に向けた努力に対して地政学的利益を優先することを否定する」とし、「NPTは非核化における転換点であり、中国はその目標を徹底して支持している」と述べています。

さらに、「中国政府は、発展と世界の国際安全保障という複雑に絡み合った課題において、双方が勝者となる解決策を模索しており、この激動の時期に安定を確立したいと考えている」としました。

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