中国、日米韓サミット共同声明に抗議

中国政府が、先週末に行われた初の日米韓首脳会談で中国の行動を「攻撃的」と批判した共同声明に対し、抗議を表明しました。

フランス通信によりますと、中国外務省の汪文斌報道官は２１日月曜、定例会見で、日米韓3か国の首脳は「台湾および領海関連の問題で中国を中傷・攻撃し、内政に著しく干渉し、中国と近隣諸国との間に意図的に不和の種をまいた」と非難しました。

その上で、「強烈な不満と断固たる反対を表明し、関係各方面に厳粛な申し入れを行った」と述べ、「台湾問題は純粋に中国の内政事情であり、その解決は中国が取り組むことだ」と強調しています。

　ジョー・バイデン米大統領が主催したサミットは今月18日、首都ワシントン近郊の大統領専用別荘キャンプデービッドで行われ、日米韓3か国の安全保障協力の「新時代」をうたっています。

共同声明「キャンプデービッドの精神」では、南シナ海の紛争地域における中国の「危険かつ攻撃的な行動」に強く反対すると明言しています。特に台湾については「国際社会の安全と繁栄に不可欠な要素」であり、「われわれの基本的立場に変更はなく、両岸問題の平和的解決を呼び掛ける」と言及しました。

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