中国外相、「西アジアは大国の裏庭にあらず」

中国の王毅外相が、「西アジアはいずれの大国の裏庭でもない」と強調しました。

イルナー通信が30日水曜、報じたところによりますと、王毅外相は、中国・北京でアラブ議会のアデル・アル・アスーミー議長と会談した際、このことを強調すると共に、「地域の将来、運命は、地域の諸国や諸国民によって決められる必要がある」としました。

また、「わが国は、アラブ諸国の国家主権や領土保全を支持する。パレスチナ問題は賢明かつ論理的に解決されるべきだ」と語りました。

さらに、「わが国は、歴史の道に沿って進んでおり、平和的かつ独立外交政策、各国の平等、他国への内政不干渉、多極主義といった原則を守り続けていく」と述べました。

一方のアル・アスーミー議長もこの会談において、「アラブ諸国と中国の関係は黄金時代を迎えており、アラブ諸国は中国を信頼できる忠実なパートナーと見なしている」としました。

また、「アラブ議会は、『一つの中国』の原則を順守しており、習近平国家主席が提唱した重要なイニシアチブも支持していく」と強調しました。

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